我が家に女子キャンパーが増えました!!
こんにちは
軽井沢レポの途中でしたが、緊急速報です。
なんと!!
タイトルにもある通り、とうとう我が家にニューフェイスが生まれました
出産までに、軽井沢レポを終わらせることはできませんでしたが、まずはご報告と言うことで。
今回の記事は、全然、キャンプ関係ないことなので、スルーしていただいてもかまいません
忘れっぽいママの備忘録ということで・・・。
予定日は10月10日でしたが、10月1日の健診で、羊水が少なめ(羊水過少)と診断され、急きょ誘発分娩をすることとなりました。
「明日か、明後日か、ご都合のいい日あります?入院手続きしますので。」
羊水少ないですね、もう生まれてもいい時期ですし、誘発分娩にしましょう、入院はいつがいいですか?
当たり前かのように先生は淡々と進めていきますが、ママは頭が真っ白。
「誘発分娩って・・・何?( ゚Д゚)」
「入院って・・・なんで?( ゚Д゚)」
とりあえず、落ち着こうと院内をふらつき、
「心の準備もさることながら、他の準備もまだ終わってないのに、明日から入院は無理。」
との判断で、3日土曜日に入院することに決めました。
あまりの唐突な出来事に、ものすごく不安になったママ。
いつかは来るとわかっていたけど、やっぱりお産はこわい。
それに、たった数日かもしれないけど、たちゃと離れるのが無性に寂しくなり、病院から家に帰る間、運転しながらどんどん涙が出てきた。(←前方不注意!!)
なんだか、とてつもなく、たちゃが可哀想で、可哀想で、ダイソーに足りないものを買いに行ったはずなのに、気がつけば、たちゃのおもちゃやお菓子を涙にじませながら、たくさん買い込んでいました。
実家の都合で、日中たちゃを見られる人がいないときは、一時保育所を利用しているたちゃ。
お迎えの時間までまだ時間があったので、本人読めないのに、お手紙もたくさん書いた。
それを、大きな袋にお菓子と、おもちゃと一緒に入れて、パパの実家に預ける準備をしました。
その夜、たちゃにはちゃんと説明しました。
「ママはね、明日から病院に入院するの。だから、たちゃはパパのじいじとばあばのおうちに行くんだよ。」
「ママは?ママと一緒がいい!!」
「ママは、病院でしばらく過ごすの。」
「なんで?」
「赤ちゃんを産むためだよ。」
「・・・ママに会いたーい!!(;O;)」
大泣きです。
どこまで分かっているかわからないですが、とにかく大泣き。
ママだって泣きそうです。
抱っこしたり、涙拭いたり、いい子いい子したりしてなだめます。
最近、保育所に行くようになってちょっとお兄ちゃんになってきた、たちゃ。
ママとべたべたするのも、時々照れていました。
でも、この時は、ママに抱っこされながら、ママのほっぺにちゅーと、涙をにじませながらしてくれました。
3日。入院当日。
保育所にたちゃと歩いて行きます。
「ママ、ブリンコ(ブランコ)しようよ!」と、途中の公園でしばらく二人で遊びました。
二人だけで、こうやって公園で遊ぶのは、もうこの日で最後かもしれません。
保育所の先生も、ママが入院する日だと知っています。
預ける時に「ママ、頑張ってね!ってタッチしよう!!」とたちゃを促します。
タッチして、ぎゅーして、行ってきますしてきました。
「大げさだよ、ちょっとしたら会えるんだから。おおげさ。」
何回も言い聞かせますが、やっぱり帰り道で泣いちゃうママ。
でも、泣いてばかりもいられません。
ほっぺた叩いて(←古い!)気合を入れなおします。
こんなに不安になっているのにはわけがあります。
たちゃを出産した時に、血圧が上が200、下が100を超えたママ。
もう少しで血管が破裂するところでした。
後になって思い出して、一番怖かったと思ったのが、点滴の管を血が逆流していたのを見たときのこと。
あんなに恐ろしいと思ったことはありませんでした。
母は、「あの時、赤ちゃんよりもあんたが死ぬんじゃないかと心配した。」と言っていました。
さらに、初産とはいえ、超難産。
母子手帳には出産時間42時間と表記されています。
「今回も、経産婦とはいっても、きっと何十時間もかかるんだろうな。血管が切れないといいな。」
そんなことが頭を常によぎっていました。
「本当に、もしかしたら、たちゃと会えるのは最後かもしれない。」
母にも「ちゃんと生きて帰ってくるんだよ。」と言われました。
3日の朝はとても気持ちのいい晴空で、雲一つなく、いい門出となりそうでした。
この日は血圧やそのほかの検査のための入院日。
4日に促進剤とバルーンと呼ばれるものを投与するという計画で、おそらく4日には陣痛は来ないだろうから、5日に本陣痛をつけるために点滴の促進剤を打ちましょうとのことでした。
4日。促進剤とバルーン開始
午前中から始め、促進剤は1時間に一粒飲むことになっています。
午後になって、パパ到着。
来たはいいけど、まだまだ生まれそうにないので、
「なんか・・・暇だね。」
なんて余裕のパパ。
大部屋なので、大きな声で話したりはできません。
お腹痛いのはじりじりと感じていましたが、薬のためで、切れたら治まってしまう人が多いですと説明を受けていたので、期待はしていませんでした。
なんとなく時間が過ぎて、午後4時ごろ。
赤ちゃんにお腹をポコン!!と蹴られ、「お!赤ちゃんすごい元気だよ!」なんて話していたら、突然破水。
「あれ?やば!」と急いでナースコール。
ここからパパはプチパニック。
内診してもらい、破水を確認。
ここから腹痛が本格的に痛くなります。
それでも「ここからが長いんだよな~」と果てしない戦いにすでに気が滅入るママ。
陣痛アプリで間隔を計測する。
数字だけ見ればかなり後半戦になっている。
それでも「これでもまだまだなんでしょ?」とマイナス思考。
助産師さんも「陣痛が遠のくこともありますからね~。」なんて、ママの陣痛を信じません。
しかし、破水もしているので分娩室には行きます。
この時には猛烈に腹が痛くなり、歩くのも困難です。
まだまだだと、誰しもが思っていたので、お互いの両親にはまだ報告していませんでした。
陣痛の合間に「もうメールした方がいいかね?取りあえず、分娩室にはいるよとか言った方がいい?」とパパとの会話。
たまたま、母が面会に来ていて、病室にいない私を不思議がり、「どこにいるの?」というのんきなメールが入る。
その流れで、母も分娩室に様子を見に来る。
ママ、一人痛みに耐え、深呼吸を繰り返している間、母とパパ、雑談タイム。
母「今日生まれなかったら、うちに泊まっていきなよ。辛いカレー作ってあるから。」
パパ「はーい、辛いカレー大好きです♪」
のどかな会話です。のどかすぎて震えます。
タイミングが良くも悪くも、ママが分娩室にいる間に、他2人の妊婦さんも、分娩室に入ったようで、先生も助産師さんもかなり大慌てな様子。
ママはまだまだ(この時点で5センチ)と判断されているので、緊急を要する妊婦さんの方にみんな行っていました。
ママの担当の助産師さんも呼ばれ、「体勢がきつかったら、横になってみたりしてもいいですからね。」と一言残し、去っていきました。
「じゃあ、横になってみたら?」と母。
試しにと思って、横になってみると、これがものすごく痛い!!
「痛った!!全然・・・。」と言い残し、無言になるママ。
体をもとの位置に戻したけど、次の陣痛からまったく我慢できない痛みになって襲ってきました。
「いたー!!!痛いです!!我慢できないです!!」と叫ぶと、助産師さんたちが駆けつけて様子を見ます。
助産師A「どうしよう、全開です。」
助産師B「あっち(緊急の妊婦さん)は?」
助産師A「全開です。」
大変です。全開ブッキングをしてしましました。
とにかく、ママの方も急いで準備を始めます。
今回出産した病院はLDR室という、部屋を移動しなくてもベッドがそのまま分娩台になるという画期的なお部屋を採用している病院で、今回みたいに突然全開大になったとしても、移動せずともそのままお産ができるようになっています。
モニター付けたり血圧計付けたり、なんやかんやものの2~3分で準備をこなす看護師さん。
さすが、厳選されたプロです。
そんなことを思いながら、また激痛。
「頭、見えてますか!?」と叫ぶママ。
そんなわけないでしょうと心では思っていても、ゴールが見えていてほしいという希望にすがりつきます。
「見えてますよ!!」
「え!?( ゚Д゚)マジ!?」
希望が現実となりました。
呼吸法を指示されながら、次の陣痛を待ちます。
「痛いです!!」
「頭出ましたよ!!」
「え!?( ゚Д゚)モウ!?」
その後は、息つく間もないような呼吸法を指示され、10回くらい息止めたら、
「産まれましたよー(^^♪」
「え!?( ゚Д゚)オワリ!?」
誰もが予想もしなかった、超スピード出産でした。
母子手帳には分娩時間1時間55分と書かれていました。
最初の腹痛の時間を含めると、だいたい4時間くらいかな、痛かった時間。
どれだけ早かったかと言うと、準備のために一度部屋の外に出されたパパが、次に呼ばれた時にはもう頭は出ていました。
長期戦を決め込んだ母が、私の部屋から「初心者でも作れる可愛い幼稚園のお弁当」みたいなタイトルの本を持って、待合室で読もうとしている時にはもう産まれていました。
生まれたという報告を母にしに行ったパパ。
パパ「・・・生まれた」
母「・・・はぁ?誰が??」
そんな訳の分からん会話があったそうです。
そんなびっくり出産のあと、すぐにあの痛みが襲ってきました。
血圧上昇による頭痛です。
「キツツキに頭をコンコン突かれているみたいに痛い!」と、のちに母に説明したところ「突かれたことがないからわからない。」というなんともとんちんかんな答えが返ってきたのですが、とにかく、猛烈に痛い!!
先生に「頭が痛いです!!」と訴え、モニターを見てみると上が170近く行っていました。下は100超え。
すぐに降圧剤が投与されましたが、なかなか下がらず。
頭痛もおさまらなかったので、鎮痛剤も飲み、この日はそのままLDR室に泊まることとなりました。
パパはパパの実家にメール。
やっぱり驚いていたとのこと。
母は父に連絡。
「はぁ??」と夫婦そろって同じ反応だったらしい。
いや、一番驚いているのは私ですからね。
夜中になり、血圧もなんとか120前半まで落ち着いてきたので、翌日は大部屋に移動、母子同室が始まり、あわただしい毎日が始まりました。
9日には無事に退院することが出来、たちゃとも再会。
会った瞬間、照れながらも満面の笑みで「ママ―!!」と走ってきて、ドラマのような感動の再会を果たしました。
出産からの眠れぬ授乳生活でボロボロでしたが、容赦なく突撃、抱っこのたちゃ。
でも、本当に、本当に無事にまた会えてよかった。
長かった妊婦生活もこれでおしまい。
感慨深いものがあります。
久しぶりに感じる風と、日差しと、空気と、すごく新鮮で、私まで生まれ変わったような気持ちになりました。
家族が増え、また新しい生活が始まりました。
長くなりましたが、我が家に女子キャンパーが増え、4人ファミとなったたちゃ家を、これからもよろしくお願いします(*^-^*)
フィールドデビューは、まだはっきりとは決めていませんが、デイキャン位なら11月にでも出来るかな、と目論んでおります。
キャンプスタイルの幅が広がり、これまたさらなる物欲にまみれていくこと間違いなし!ですねww
余談ですが、久しぶりに会ったたちゃ。
冗談抜きで一回り大きくなっていました。
よっぽどいいものを食べさせてもらっていたのか、なんだかがっしりしていました。
父にそのことを報告すると「筋トレでもしていたんじゃないか?」と、破壊王たちゃの底知れぬパワーアップにびびっていました。
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